評判悪い?SBGN003(SBGN005)とSBGN027(SBGN029)の違いについて

 

SBGN027SBGN029SBGN003SBGN005の後継として発表されて、ネット上の評価はあまり良くないようである。

主に海外の方の意見であるが、リューズ・デイト表示位置が3時から4時に変更されてリューズガードが無くなったことが不評で、前作のほうが良かったと感じる人が多いようだ。

 

前作は、ロレックスエクスプローラーⅡに似ていると感じる方もいて、和製エクⅡなどと呼ばれ、SBGN003SBGN005の評価を高めたようである。

 

今回のモデルチェンジで、エクスプローラーⅡっぽさは減り、セイコーらしさが増したと思う。私はこれらの変更を好意的にとらえている。

 

ただ、この変更によってSBGN027SBGN029は、セイコー5 SNKE01に似た。

SNKE011.5万円ほどの価格で機械式、コスパが素晴らしい時計だ。画像で見ると確かにぱっと見は似ている。しかし実物の細部の研磨、精密さなどは比べ物にならないと思う。GSには、画像、写真では分からない良さがある。同じセイコー同士、デザインが似ることは悪いとは思わない。

 

画像から分かる変更について、過去ブログ(https://tokeisuki.blogspot.com/2022/08/sbgn027.html)で書いたが、今回はそれぞれについて私の印象を記載する。

 

針について

・時針・分針が鋭く尖ったタイプ→先がカットされたタイプ

  →針の形状変更が、私が一番気に入った点である。前モデルの違った針はドレスモデルの印象が強く、スポーツモデルの雰囲気にこの針は合わないと感じていた。GSスポーツモデル共通の針に変更され、全体の違和感がなくなったと感じている。

 

GMT針がオレンジホワイト

  →GMT刻印と共通でオレンジの差し色がなくなり、シンプルになった。モノトーンが好印象。伊勢丹限定SBGN025もホワイトだ。気に入っていた。

 

文字盤について

・つや有りフラット黒→放射模様の黒

  →実物をまだ見ておらず、写真ではわかりにくい部分である。その時計のデザインによるが、放射状ダイヤルの方が好みだ。あまり派手な模様の文字盤は好まないが、写真から想像するによく見ないとわからない程度の仕上げだと思う。

 

GMT刻印がオレンジホワイト

 →GMT針と共通でオレンジの差し色がなくなり、シンプルになった。モノトーンが好印象。伊勢丹限定SBGN025もホワイトだ。

・ベゼル内側のリングの表記がバー→数字

 →写真で見る限り、よく見ないと気づかない部分である。あまり目立たないのではないかと思う。GSスポーツモデル共通で、数字に変更されたのだと思う。

 

リューズについて

3時位置リューズガード有り4時位置リューズガード無し

 →一番インパクトが大きいのが、リューズ位置変更だろう。3時位置リューズカード有は定番的なバランスで、前モデルによく似合っていたと思う。リューズガイドがあると、武骨な雰囲気は出るが、個人的にはリューズガードなしのシンプルな見た目が好みだ。ただ4時位置リューズは、違和感があり、今のところ前モデルのほうがいいと感じる。4時位置リューズはセイコーの特徴的な仕様であり、最近はGSスポーツモデル共通でこうなっているため、GSらしいとも思える。慣れれば、違和感は減っていくことを願う。

 

デイト表示について

3時位置→4時位置

 →リューズとともに、デイト位置が変更された。SBGN0033時位置にデイト窓があり、本来あるはずのバーインデックスがなく、左右対称のバランスが崩れている。3時位置のバーインデックスは、本来は6時・9時と並んで大きく、デザインとして重要だと思う。それがないことの違和感が大きい。4時位置にデイト窓があることで、4時のバーインデックスが無いが、3時よりは小さいため目立ちにくい気がする。

 

・デイト枠にシルバー縁取り有り→縁取り無し

 →縁取りがある方が高級感がある。機械式で同デザインのSBGM245 SBGM247には、縁取りがある。 縁取りがあると、デイト窓が目立つ。腕時計にデイト表示はないのが好みな私にとっては、目立たないほうが良いので枠無しが不満には感じない。

 ・黒背景白文字→白背景黒文字

 →GSの黒文字盤のデイト表示は、黒背景白文字が多かった。青文字盤は白背景黒文字で、すごく目立つ。シンプルな時計ほど白のデイト表示が目立って違和感が強い。デイト表示が目立たないこの仕様が好きで、GSは黒文字盤しか購入したことがない。しかし、今回は黒文字盤なのに白背景黒文字だ。視認性を重視した結果だろうか。最近はGSスポーツモデル共通で、文字盤の色に関係なくこの仕様のようである。これが私にとって唯一明確な不安要素だ。デイト表示が目立ちすぎてしまう。デイトが黒であれば、理想はデイトが無ければ、どんなに良かったか、考えてしまう。ただ写真で見る限り、SBGN027はいい意味である程度ごちゃごちゃしていて、文字やGMT針が白である。シンプルなドレスモデルより白の割合が多く、白と黒の二色のみで構成されているため、違和感は他のモデルに比べれば少ないように感じている。実物を見てみないと何とも言えない部分ではある。

 

 インデックスについて

・夜光塗料が全インデックスに→0369のみ

 →夜光が1時~12時までの全インデックスについていて、3時のインデックスはデイト表示があることで省略され、11個が光る。個人的には、光る場所が必要以上で安っぽさ、子供っぽさを感じた。3時位置だけ無く、夜に一か所だけ光らないのに違和感を覚える。新モデルで必要最低限に省略され、かつ3時位置もあり、左右対称に光る。これはデイト位置変更の嬉しい副産物と感じる。

価格について

・税込定価363,000→385,000

 →おおよそ6%の値上げとなった。物価上昇が著しく、他の時計メーカーでも値上げが続いている昨今、6%の値上げで済んだのは喜ばしい。しかし全モデルよりシンプルになっている分、製造コストは下がっていると思う。それを考えると、値上げ幅はもっと大きいのかもしれない。 

 

販売店舗について

GSマスターショップ限定どの正規店でも販売

 →全モデルがなぜGSマスターショップ限定だったのか、セイコーの戦略は分からないが、販売店が増えて実物を見る機会が増え、購入者が店舗を選べるようになったのは喜ばしい。大型料量販店、電気店でも購入できるため希少性は下がるだろう。

 

かなりの長文になってしまった。変更の大部分は私にとってプラスである。SBGN027を購入しようと思う。

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